うつ病・発達障害・認知症の治療は精神科が専門

心療内科と精神科で迷った時は

うつ病などの症状が出た時に、心療内科と精神科のどちらで診察を受ければいいのか分からないという人は多いです。心療と書かれていると、心に関する病気を見てもらうイメージが思い浮かびやすいですよね。しかしうつ病や発達障害、認知症などの問題で頭を悩ませている人は、精神科で診てもらうと良いでしょう。心療内科と精神科の違いを簡単に説明すると、体と心、どちらの症状を中心として考えるかどうかが重要となってきます。心療内科を受診する場合は、心理的な要因が元となって体に症状が出た時であり、精神科を受診する場合は心に症状が出た時となります。詳しく述べていくと、内科という大きな枠の中に存在する分野が心療内科であるため、そちらの方では体に出る症状を中心に治療を行っていきます。それとは逆に精神科では、飲み薬を処方してもらったり適切な助言を受けたりしながら、心に出る症状を中心に治療を行います。

心療内科と精神科で行う治療の違いについて

気分が落ち込んだりやる気が出ないという人は、うつ病などの精神的な病気にかかっています。そういった人は精神科を受診すると良いでしょう。受診者自身の力を治療の中心として考えながら、悩み事の相談に応じてもらったり、問題解決のための助言をしてくれたりします。心療内科では、体に出た不調を治療する事が中心となるため、薬を処方してもらったり手術を行ったりします。どちらの科でも病気を治すという点は共通していますが、受診者自身の力が治療の際に必要となってくるのが精神科のポイントでしょう。また、精神科では精神的なケアとは別に発達障害や認知症の有無の診断も行っています。どちらの病気も体の症状よりも、精神的な症状の方が強く出やすいためです。